不動産ブログ
阿佐ヶ谷から高円寺に向かう高架線の下を、学生が通っていく。杉並学院の生徒だろう。ぞろぞろと列を成して歩いている。にぎやかだ。女の子たちは手に流行りの小さな扇風機を持っている。もう私も高校生あるいは中学生たちを見て、自分の学生時代のことを懐かしむようになった。自分もあんな風にして仲間たちとぞろぞろ歩いていたのかと思うと、少しだけ感傷的な気分になる。フラワーカンパニーズは『深夜高速』のなかで十代はすぐ終わると歌っていた。その通りだと何故か今になって強く思う。
私の同級生も結婚をしたり仕事を変えたり、同じように並んで歩いていたころとは大分違ってしまった。たかだか10年と少しの間にお互いの歩く道は全く変わってしまった。どこで道が分かれたのだろうか?
あのころ一緒に踏んだアスファルトはきっともうひび割れてしまっていることだろう。
株式会社菊商事 森田義貴
更新日時 : 2022年07月17日 | この記事へのリンク :